12th result : 弥生の年無し戦

(Memory of 7:51 on Mar.12,2017)
前夜は夜更かししたものの目覚ましアラームを聞くことなく起床
たまの休日くらいゆっくり遅寝して身体を休めればいいのですが
キチ◯イ釣り師は休日に竿を振らない方が身体を悪くします(笑
家族を起こさないよう静かに朝食を済ませいつもの釣り場へ急ぎます
Tポートに立寄り店に入ると私の姿を見るや否や
先回りでいつもの店員さんがカニブースでスタンバイ
すいません、今日も儲からない客で…
なんて心で謝りながらもサイズだけはキッチリ揃えて頂きます(笑
今日は私好みの大きさが揃いましたので気分良く車を走らせます
釣り場に到着しますが誰も居てませんね
この時期ならば例年は同業者の方も数名バッティングしてましたが
貸切の釣り場が今年の不調を物語ってますね
しかし前日の土曜日はくろたろうさんがエエ魚を複数枚出されてましたので
状況はようやく上向きなのでは?!と期待で気持ちも高ぶります
今週もG社の二半渓流竿にハリスから下の仕掛けを張り替えます
折角捉えた大判をハリス切れでバラしなんて事にでもなれば
来週一週間の業務に間違いなく支障をきたしますからね(笑

7:15 いつものように護岸側入口の障害物場から開始します
大潮の満潮から下げ始めの時間帯で潮の動き、濁り共に良いですよ、これは
あとは如何にこちらが見せ場を作り出すかです
開始一投目から即反応できる体勢で
僅かなアタリも見逃さないよう神経を研ぎ澄まして慎重に探っていきます
丁寧に丁寧に丁寧に…
しかし良い様相とは裏腹に数カ所探るも全く反応が返りません
今日の感じならば早めに一発出て楽な展開での勝負を目論んでましたが…
そして高場をスルーして先に一段下へ入ります
ここは更に雰囲気が良いですよ
足元の段と水面とがほぼ同じになる時間帯は一番のチャンスタイム
否応なしに攻める気持ちが高まります
背後の段上に上がり入口から先の切れ目に向かって際際を攻めていきます
この時点で入口付近が約1m、先の切れ目辺りで約2m
狙う魚は至近距離ですので気配を殺して探って行きます
しかし竿抜けを作りながら先まで探るも未だ反応なし
嫌な空気が漂います
一流し目を残すはあと先端の切れ目のみ
ここを外せば後の展開が厳しいですが…
しかしここは確率が一番高い場所ですので期待を込めて
結構速く走る潮が足元にぶつかる流れにカニを馴染ませてから慎重に送り込みます
トトトッ
数秒で着底
糸を張り魚の気配を聴いてみますが反応なし
そのまま仕掛けを抜かずに底付近で扇状にスライドさせながら
数回の誘いを入れてみますが魚の気配はありません
ここには居てないか?
この時点で大潮の引きは早くどんどん下がってますので
粘らず見切りをつけ引き返しながら竿抜けを攻めていきます
しかし入口手前まで探りましたが魚の気配はありません
ん〜 この状況で口を使わないのか?
しかしあと数mを残し半ば諦め掛けたところでとうとう今日の見せ場が訪れます
打ち寄せる波に揉まれながらも
潮を掴んだ仕掛けが矢引分沈んだところで微妙にスライド
すかさず糸を張り付け聴くと
食ってます!
反射的に重みを捉えた竿が肩口で止まります
突然の違和感を振り解こうと身をクネらす重々しい仕草が伝わり空気が一変
こいつはデカイ!
このまま一気に勝負を決めてやろうと強引に浮かせようとしますが
ゴボッっと大きな波紋を残し次の瞬間魚のトルクが上がります
主導権を渡すまいと突っ込む魚を懸命に止めにかかりますが
一気に竿先が海中に持って行かれます
しかしやっと捉えた魚をバラす訳にはいきません
腰を落とし竿尻を足元まで下げ懸命に耐えます
しかし流れを掴んだ魚のトルクは半端なく
竿が限界近くの曲がりを見せ糸が悲鳴を上げます
それでも両手で何とか最初の締め込みを耐え切り
すかさず動きの止まった魚の鼻先をこちらに向けにかかります
しかしトルクの重々しい魚は言うことを聞いてはくれず
主導権を取れぬまま次の締め込みが始まります
この後も暴力的な引きに防戦一方が続きましたが
何とか溜め切り徐々に魚の力に限りが見えてきます
イケるか?!
竿と糸を信じここから勝負に出ます
こちらの腕もパンパンですが強引に浮かせにかかり
漸く水面を割った魚はやはりデカい!

体力を使い切って素直に浮いた魚を丁寧に掬います

7:52 51㌢

いや〜 久々に熱い勝負をさせてくれましたよ
白熱の勝負に一枚でも十分満足ですがタイムリミットまで時間がありますので
ここから高場に入り次の魚を狙います
潮の流れ、濁り共にこちらも気配があります
しかし狙いの場所を次々と探りましたがなかなか反応が返らず
そして何とか先端側の際底で一枚捉えましたが

8:21 36㌢の小型でした
グッと溜めたら一気に水面を切ってましたね(笑
ここで時間切れ終了
久々の複数枚で狙いの大判も出ましたので満足でしたね
このまま上向きますかね?
次週が楽しみですわ
3/12……
釣果 : チヌ 51・36㌢の計2枚(即リリース)
時間 : 7:15~8:30
竿 : G社 渓流竿 MF37-41-45(二間~二間半)超硬調
道糸 : 2.25号
ハリス: 2.0号
鈎 : O社 前打ちチヌ4号(鈎錘)
錘 : ガン玉3B
餌 : 岩蟹(100円玉サイズ)
天候 : 晴れ
気温 : 13~0.9℃
風 : 北東 1m/s
潮 : 大潮

帰りの車中の玉網の魚臭さも心地良く(笑

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3 コメント
はじめまして。
最近、4.5mの延べ竿でチヌの落とし込み釣りを始めました。
早くライトさんの様にデカチヌとファイトしてみたいです。
質問があるのですが、根掛かりした時の外し方のコツとかあるでしょうか?
リールが付いていれば糸を出して道糸を手で引っ張るのですが、
延べ竿の場合道糸まで手が届かないので、竿を平行に引くしかありません。
ただそうするとリリアン部が破損しそうです。
弱目のハリスの使用、あるいハリスの結び目に工夫をする、などが必要なのでしょうか?
よろしくお願いしますm(_ _)m
最近、4.5mの延べ竿でチヌの落とし込み釣りを始めました。
早くライトさんの様にデカチヌとファイトしてみたいです。
質問があるのですが、根掛かりした時の外し方のコツとかあるでしょうか?
リールが付いていれば糸を出して道糸を手で引っ張るのですが、
延べ竿の場合道糸まで手が届かないので、竿を平行に引くしかありません。
ただそうするとリリアン部が破損しそうです。
弱目のハリスの使用、あるいハリスの結び目に工夫をする、などが必要なのでしょうか?
よろしくお願いしますm(_ _)m
のべさん
はじめまして
根掛かりは糸と竿を一直線にして竿尻側に引っ張ってますね
道糸2.25 ハリス2.0 なのでリリアン部分が劣化してると抜けてしまう事もありますが
この道具立では仕方ないと考えてます
魚を獲る事を優先に考えてますので
結びを外れ易くとかもしてなく逆に少しでも強くなる結びをしてるくらいですかね
慣れるまではデカい魚の引きを溜めすぎて
糸が切れずに竿が折れる事もあるかと思いますが
一度デカい魚を獲れれば間違いなくのべ竿の釣りはハマると思いますので
是非頑張ってみて下さいませ!
はじめまして
根掛かりは糸と竿を一直線にして竿尻側に引っ張ってますね
道糸2.25 ハリス2.0 なのでリリアン部分が劣化してると抜けてしまう事もありますが
この道具立では仕方ないと考えてます
魚を獲る事を優先に考えてますので
結びを外れ易くとかもしてなく逆に少しでも強くなる結びをしてるくらいですかね
慣れるまではデカい魚の引きを溜めすぎて
糸が切れずに竿が折れる事もあるかと思いますが
一度デカい魚を獲れれば間違いなくのべ竿の釣りはハマると思いますので
是非頑張ってみて下さいませ!
まさに魚との一騎打ちの様なスタイルの釣りですね。
アドバイスありがとうございました(^^)
アドバイスありがとうございました(^^)