11時前に釣り場に到着
コンクリート部分が釣り座です
潮が上げて来てますので、水没までに後2時間弱ですね
水深は一番水位が高い時で、前一杯が約2~3m、敷石際で約1mくらい
ここの狙い目は、前一杯~竿下、水位が上がると足元の敷石際も狙えます
特にコーナー付近から、すぐの沖向きの短い石積み波止までが少し深く良いポイントです
海中には捨石が多数点在しています
やはり、台風の影響で風が残ってますね~
少々の風は、吹いてる方が波気も出ていいのですが、これはちょっと強い( ̄∀ ̄;)
竿先が風で暴れ過ぎない程度ならいいのですが……
ブログで解説する様なガラでもないのですが、のべ竿釣り師さんも増えて欲しいですし
山猫 玉三郎さんの要望もありましたので今日は少し僕なりの解説を付けます
あくまでも、僕個人の感覚、考えなので、ま、適当に聞き流して下さいね(笑
先ずは仕掛けから
竿先のリリアンと道糸の結束は
”無精付け”(ぶしょうづけ)です
サルカンは使わず、道糸、ハリス共に
チチワを作り連結させてます
道糸は、ナイロンの落とし込み専用ラインの2~2.5号を使用
視認性の高い蛍光マットオレンジを、通常使用してます
状況によってはマットホワイトが良く見えるので使い分けてます
僕は使用してませんが、数10㎝ピッチ間隔でマーキングされたラインも視認性が高いです
ハリスは、フロロの1~2号を状況によって使い分けてます
道糸、ハリスはこれ以上太いのを使用すると
大型が掛った時にハリスが切れずに竿が折れる心配がありますね
針は、落とし込み、前打ち専用の、チヌ針4~5号を使用してます
針錘にする為、軸が錘のズレにくい形状になっています
錘はB~4Bを状況で使い分けます
チヌは殆ど底付近でアタリますので
先ずは底取りがしっかりと分かる大きさの錘を選ぶ必要があります
錘掛りを良くする為にフトコロ側にあまり出ない様にペンチで潰して付けてます
針の結びは”外掛け結び・マクラ掛け”にしてます
外掛け結びで10回程巻き最後の2回はハリスは巻かずに針の軸のみに巻きマクラにしてます
マクラにする事でハリスと針の平打ち部分とが擦れて切れるのを防いでます
岩カニです これは100円玉サイズ
カニは全て、自分で採取しています
腹側から甲羅側に向けて、カニが極力弱らない様になるべく端に針を刺してます
針先は甲羅側に少し出し、針の返しがカニの中で固定する様にしてます
カニのサイズは甲羅が親指の爪位が一番小さいサイズで基本は100円玉サイズを使ってます
大きいのでは500円玉サイズもたまに使います
やはり500円玉サイズになるとアタリは明確に大きく出ますね
アタリは減る気がしますが、大抵は良型が食って来ますよ( ̄∀ ̄)
のべ竿の長さは、釣り場の水深や狙いたいポイントまでの距離なども考慮して選びます
前打ちの場合は、ほぼ、チヌは底付近で食って来るので底を取る必要がありますから
竿とラインの長さが固定で決まってしまう、のべ竿は少しでも長いほうが広範囲に探れて
少しでも水深のある場所を選べるので有利って事になりますね
釣り場の選択余地も広がりますので、僕は6.1をメインで使用してます
それとやはり、長尺のリーチはパワーがありますので大型とのやり取りには絶対有利です
あと、竿は価格とも相談になりますが、高価な竿ほど軽く軽快に探れますね
あまり重い竿は腕が疲れて、アタリに集中出来なくなってきますし…
一度、購入時には現物を手に取り、伸ばしてみて自分なりに判断する事をお勧めします
竿の調子は、伸ばした時に胴にもたれないシャキっとした先調子がいいですね
竿を伸ばして、少し上下に軽く振った時に出来るだけ竿先だけが振れるのが理想です
先調子の竿は、小さなアタリまで捉えやすいです
あと、カニを落として行く、着底したカニを剥がす、などの竿捌きもいいですね
因みに僕はチヌではメバル用の6.1m硬調、硬調硬のシャキッとした竿を中心に使っています
仕掛け全体の長さですが
釣り座が海面よりも2~3m以上高い時は竿の長さと同じ位か、竿より少し長くしてます
釣り座が海面と1~2m位の差の時は取り込みの事も考えて竿と同じ位か少し短くしてます
ハリスは基本、矢引き程度です
超浅場の時などは、30㎝位にする事もありますね
この釣り方に関しては、ハリスは短くても30㎝位までならチヌは食って来てますので( ̄∀ ̄)
11:10 時間も無いので、早速前打ち開始です
先ずは前一杯にカニを打ち込みます
前一杯に打つ時は着水後、竿先から10~30㎝の道糸以外は直ぐに海面に這わせます
これだと多少の風でも道糸が風に煽られる事もありません
(早い潮流や状況によっては海面に這わせず落とし込みます)
竿先から道糸、ハリス、カニまでが緩みの無い様に張った状態を
キープしたままカニを沈めて行くと、着底前のアタリも、しっかり分かります
カニの着底は、張っていた竿先から10~30㎝の道糸がフッと緩む事で分かります
着底したら、直ぐに軽くテンションをかけ、数秒間アタリを待ってみます
チヌは落ちてくるエサに反応しますので、落ち込み時の着底前は神経を特に集中させてます
アタリが無ければ、底の捨石などにしがみついてるカニを剥がし
30~50㎝くらい持ち上げ再度落として探ります
と、ここで再度の着底と同時に、いきなりのコツ!のアタリ!
風で大きくラインがフケてますが竿先から錘までが張れてる状態ならばアタリはとれます
軽く糸を張って聴くとそのまま竿先を、クッと抑えてきたところでアワセます!
開始早々のHITですよ!
一気に沖に向かって突っ走る魚の引きをしっかりと竿で受け止めます
数回のいい絞め込みをみせますが、竿を左右に倒して誘導しながら浮かせにかかります
で、程なく浮かせて
うりゃ ネットイン!
11:19 39㎝ いい引きでしたよ~
針はネットの中で外れてました あぶねぇ~
歯に引っ掛かってたんでしょうね
てな感じで、幸先良く一尾目です( ̄▽ ̄)
結構、開始早々の一投目でアタッて来る事があるんですよね~
この後も続いてくれるといい感じなのですが( ̄∀ ̄*)
と、思ってたら続いて来ます!
前一杯に打ち込んだカニの着底後にガツッ!っと頭にまで響く明確なアタリ!
ビシィ! これは即アワセで!
ギュィィィ~ン!
風が強いので糸鳴りの音もハモってるみたいですね~
こいつも、いい引きで何度も突っ込んで来ますが、上手くかわして
んりゃ~ ネットイン~
11:30 38㎝ こいつもパワーがありました!
アップで針掛り!
上唇に皮一枚で掛ってます
この後、突風がひどくなり、両手で竿を持ちながら無理やり打ち込みます
着底後、仕掛けを抜き上げてみると……
ん~ カニぐしゃ!
突風で、竿先も暴れてる間に潰されてましたよ
しかし、地上はこんな状態でも、チヌには全く関係無しで連発で食って来てます!
これは風が強いなんて言ってる場合ではありませんよっ!!!(`Д´;)
次は、風の少し緩んでる時を見計らって、竿下に糸を張り付けたまま落としていきます
風でラインが大きく湾曲してますが、着底寸前にゴツッ!っと頭まで響くアタリ!
迷わず即アワセ!
タイミング、どんぴしゃでしたよ!
その場でグングン首を振って竿先がガンガン叩かれます!
その後、右に左にギュ~ンと走り、いい引きを見せますが程なく浮かせます
うりゃ ネットイン!
11:42 36㎝ このサイズでも良く引きましたよ~
アップで針掛かり!
歯の奥に掛ってます
上の硬い歯の密集部分に針が引っ掛かるとよくバレるんですよね~
カニを口の中に入れた瞬間のアワセだったんで、ここに掛ったのでしょうね
しかし、連発で来ますね!
これで3連発!
と、言う事は……
時合いの
入れ食いかっ!!!(-`Д´-)
こうなると、風も味方みたいなものです!
竿を少しでも振らさない様に、石鯛釣りをするかの如く両手で竿を持ち構えます!( ̄∀ ̄*)
今度は、水面に這わせているラインが明確にピュッ~っと!
これも即アワセ!
ギュイィィィ~ンと糸鳴り!
少し水深のあるコーナー付近で掛けたので沖の深場に向かってギュンギュン突っ込みます!
最初の突っ込みが強いっ! 腰を落として耐えます!
数回の突っ込みを凌いだ後は、さほど大きくないみたいで次第に浮いて来ます
おりゃ ネットイン!
11:51 35㎝ かなり引きましたね!
今の時期は、このサイズでも最初の数回の突っ込みの強さは強烈ですね~
針が外れてましたので、これも歯に引っ掛かってたようですね
続いて今度は、たまに獲れる、こんなカニで!
甲羅だけが白いカニ アピール度、高そうですね~
で、これも食ってきましたよ!
12:03 31㎝ 白い色にそそられたのでしょうか
この甲羅の白いカニが渋い時の特効薬になりませんかね?
相変わらずの時折の突風に打ち込みが儘ならないですがまだまだチヌの食いは止まりません!
続けてコーナー付近の石積み波止の根元あたりで前一杯に打ち込みます
着底を確認後、カニを剥がそうとすると海藻でも掛っている様な感じ
と、直ぐにラインがゆっくりと横に動き出します!
何時もはカニを離されるといけないので即アワセるのですが
今日はアワセず、そのまま魚に任せてみます( ̄∀ ̄*)
ゆっくりと横に動くラインに張らず緩めずのテンションをかけ
竿先で魚の行く方向について行きますが、何か違和感を感じたのか
少しスピードを上げて沖の方向に動きます!
そのままアワセも入れずに、魚の走りに合わせて竿が絞り込まれ、相手アワセで掛ります!
最初は、魚も事態が把握出来てないのか、そのあたりをウロウロしてましたが
自分が何かに引っ張られてるのがようやく気付いた様子で、ここからガンガン暴れ始めます!
次第にパワーを増して沖の深場に突っ込んで行く魚を竿の角度を保ちながら耐え続けます!
何とか魚の向きを変え、横に引っ張りながら泳がせ徐々に浮かせていきます
で、ようやく浮かせて
ネットイン ふぅ~
12:16 38㎝ 40はありませんでしたが良い引きでした!
相手アワセでも、ガッチリと掛ってます!
上手く針が口内を滑り唇に掛るのが理想ですね~
次は、すぐ横の小さな石積み波止で打ち込んでみますが
ここは風を、まともに受けてじっと立ってられません!
が、少し風が緩んだ時に、何とかアタリを拾います
12:22 28㎝ ちびっこでした
まだ、風のあたりは元の所の方がマシみたいなので、戻って打ち込んで行きます
潮も少し上がって来たので、足元の敷石から1m位の所に少し下がってカニを投入します
風にラインを孕ませて一定の速度で仕掛けを張りつつ沈めて行きます
すると、着底寸前にコン!と来て、そのまま竿先が勢いよくギュ~っと絞り込まれるアタリ!
これも、わざとアワセを入れずにやり取り開始です!
こいつも良い引きを見せてくれました~
12:32 37㎝ 綺麗なチヌです
こいつも相手アワセで! 良い所にガッチリと掛ってました!
竿先まで引き込まれるアタリで、ビシッっとアワセた時のすっぽ抜けは多々ありますが
この場合はアワセず、相手アワセの方が掛る確率が高い感じがしますがどうでしょうね?
で、数分後にもう一尾
12:49 26㎝ ちびっこチヌでした~
ここで、釣り座が水没して来たので、納竿です
しかし、これは、”落ちチヌの荒食い”だったのでしょうか?
丁度、時合いに当たったのもあるとは思いますが
強風で海面が、ざわついていたのもあり警戒心も緩んでいたのでしょうね!
しかし、短時間にかなりな活性の高さで、アタリ連発でしたよ( ̄∀ ̄*)
カニも数回、アタリが取れずに潰されてたので
風がもう少し緩んでたら、もっとアタリが取れていた感じでしたね
ここの釣り場は、前回もそうでしたが40までがレギュラーサイズのようです
しかし、こういう事もあるので悪条件でもやってみるもんですね~(*`▽´*)
釣果:チヌ 39.38.36.35.31.38.28.37.26㎝ (リリース)
時間:11:10~12:50
仕掛:メバルのべ竿5.4→6.1硬調硬・道糸2.5号
ハリス2号・針チヌスペシャル5号
ガン玉4B
餌 :岩蟹
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